TOMOMI TANINOUE

谷ノ上 朋美

TOMOMI TANINOUE

谷ノ上 朋美

TOMOMI TANINOUE

俳優・プロデューサー・カウンセラー

大阪生まれ。母が沖縄県浦添市出身で、祖母は沖縄戦を生き抜いた体験を持つ。そのルーツから「命どぅ宝(命こそが宝)」をテーマに、沖縄の歴史や平和の大切さを伝える活動を続けている。

幼少期から役者になる夢を抱き、20代で舞台の世界に飛び込む。女優・新屋英子氏のもとで、人権や平和をテーマにした舞台に約7年間出演。深い葛藤や挫折を経て一度は舞台を離れるものの、2017年に演劇活動を再開。「ありのままの自分を受け入れ、自分らしく生きる」ことの大切さを伝えるため、ひとり芝居を中心とした独自の表現活動を展開している。

現在までに一人芝居を4作品発表し、自身の体験や出会った人々の経験から紡ぎ出された舞台は、ストレートに心に響くものとして共感を呼んでいる。

代表作である「ゆんたくしましょうね」は、祖母の戦争体験や沖縄戦での家族の喪失を通じて、命の繋がりとその奇跡を描いた作品。教育現場や平和イベントでも高く評価され、多くの人に命の尊さを考えるきっかけを提供している。

また、2024年に制作した「人魚姫…の娘。」は、沖縄の環境問題や多文化共生をテーマにした音楽劇で、名護特別支援学校での公演でも好評を博し、現在全国で公演中である。 

現在も全国各地で公演を行いながら、沖縄の文化や精神、平和のメッセージを多くの人に届けることに情熱を注いでいる。